2009 ボーヌ
ドメーヌ・ミッシェル・ゴヌー


Beaune

Domaine Michel Gaunoux

ボーヌのさまざまな村名クリマが組み合わされたワイン。ゴヌーのワインの中では最も柔らかみがあり、軽やかな仕上がり。とはいえ、キメ細かなタンニンがワインのストラクチャーを形成する、昔ながらのブルゴーニュ。今のブルゴーニュはどれも新世界ワインのようとお嘆きの方こそお試しを。

 
ヴィンテージ 2009
原産国 フランス
産地 ブルゴーニュ
地域 コート・ド・ボーヌ 
アペラシオン ボーヌ
生産者 ドメーヌ・ミッシェル・ゴヌー
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・ノワール
味わい ミディアムボディ
アルコール度数 12.5%

 
現在、ドメーヌの舵取りをしているのはマダム・ジャクリーヌ・ゴヌー。ミスター・ビーンのローワン・アトキンソンによく似た、息子のアレクサンドルがワイン造りに従事する。

ワイン造りはいまだに古典的。ブドウは完全除梗のうえ、木桶で発酵。長いキュヴェゾンのあと、30〜50%の新樽を用いて18〜24ヶ月の樽熟成を施す。ポマールというテロワールのせいもあるが、このドメーヌのワインは、若いうちだとタンニンがゴツゴツと感じられることが多い。 今どきにしては珍しい、典型的な長期熟成タイプ。少なくとも5年は寝かせて、ようやく花を咲かせるタイプである。

飲み頃を迎えたゴヌーのワインは素晴らしく、ダージリンティーや高級なめし革、ハバナシガー、黒トリュフ、そしてポマール・リュジアンには顕著に、ジビエのフレーバーが匂い立つ。その頃になるとタンニンも丸みを帯び、しなやかな飲み口へと変化しているはずだ。