1988年にフレデリック・ジャッキーノ氏(兄)とダヴィット・ジャッキーノ氏(弟)が祖父の葡萄畑を引き継ぐ形でドメーヌを設立させました。かつては農業をとの兼業で穀物類やナッツ類、果物などを栽培していました。が、ドメーヌの設立とともにワイン造りに専念するようになりました。ドメーヌのあるシャパレアン村の南西にそびえ立つグラニエ山は、1248年に500平方kmにも及ぶ大規模な地滑りが起こりました。その結果、 岩だらけであったシャパレアン村の土壌では、岩が除かれ、粘土質や石灰質の土壌が流れ込み、残った岩石と混合した独特な状態となりました。その土壌は、ジャッキーノで造られるワインにユニークさを与えています。
畑
10ha(うち5haはジャケール)の畑を所有し、2006年よりビオディナミにて管理しています。サヴォワ独特の品種であるジャケール(熟してもアルコール度数が上がらない独特な葡萄)やペルサン(ピノ・ノワールを連想させる古代品種)、モンドゥーズ(シラーの伯父にあたる晩熟な品種)を積極的に栽培しています。
醸造
醸造中はSO2を使用しないようにするため極力葡萄に触れないことを主眼に置いています。除梗や破砕などの作業もせず 天然酵母で自然に醗酵するのを待ち、澱引きなどは行わずシュールリー状態でタンクにて熟成させています。瓶詰の際に極少量のみSO2を使用します。
Blanc
Orange