2022 サン・ヴェラン アルページュ
ドメーヌ・バロー
Saint-Veran Arpege
Domaine Barraud
アカシアの花、レモン、グレープフルーツ、蜂蜜など、ピュアでやさしい香り。ほどよいリッチさとミネラルの風味が混在する、バランスのとれた味わい。
ヴィンテージ | 2022 |
原産国 | フランス |
産地 | ブルゴーニュ |
地域 | マコネー |
アペラシオン | サン・ヴェラン |
生産者 | ドメーヌ・バロー |
色 | 白 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | シャルドネ |
味わい | 辛口 |
アルコール度数 | 13.5% |
輸入元 | ラックコーポレーション |
バローはマコネ地区のヴェルジッソン村に1890年から続くドメーヌ。祖父のジョゼフは1939年にはすでにワインの一部を元詰めしていたという。4代目のダニエルは、一族のブドウ畑を1995年に相続するよりもひと足早く、1982年には妻のマルティーヌとともに自身のドメーヌを立ち上げ、ワイン造りに取り組んでいた。今日、プイィ・フュイッセ、サン・ヴェラン、マコン・ヴェルジッソン、マコン・シャントレなど4つのアペラシオンに合計8.5haのブドウ畑を所有。テロワールを尊重するという目的のもと、プイィ・フュイッセはアッサンブラージュものの「アリアンス」のほか、区画の異なるワインを5種類醸造している。
ブドウ栽培は1995年頃、プイィ・フュイッセのラ・ヴェルシェールでビオロジック農法を試し、その後、徐々に広げて2005年頃から全所有畑をビオロジックにより栽培している。畝間を鋤で耕し、化学的な農薬は一切使用していない。 マコネでは楽でコストのかからない機械収穫をする農家が大半だが、このドメーヌは完全に手摘み。醸造所はグラヴィティ・フローの構造がとられており、ブドウの受け入れから圧搾、樽詰め、瓶詰めまでポンプに頼る必要がない。アルコール発酵は酵母添加を行わず、自生酵母による自然発酵。発酵容器はアペラシオンにより異なり、ステンレスタンク、フードル(大樽)、ドゥミ・ミュイ(中樽)、小樽が使われる。マロラクティック発酵を経て、細かな澱とともに10〜15ヶ月の熟成。白ワインの造り手としては珍しく、無ろ過で瓶詰めする。細心の注意を払った丁寧な醸造を心がけていないと出来ない芸当である。
2006年に5代目を担うジュリアンがドメーヌ入り。それに伴い徐々に畑の名義をジュリアンに変えている。2017VTから、ラベル表記はドメーヌ・バローとなった。従来のダニエル&マルティーヌ・バローとダニエル&ジュリアン・バローのラベルが混在するが、どちらも実質的な違いはない。