2021 ピノ・ノワール V.V.
ドメーヌ・バルメス・ブシェール
Pinot Noir Vieilles Vignes
Domaine Barmès Buecher
手摘みで収穫。畑と選果台で慎重に選果。100%除梗し、天然自然酵母を使用し20日間かけ発酵。一日に一度のピジェアージュを実施。8~10年使用したフードルで10ヶ月熟成。無清澄で瓶詰め。特級ヘングスト産100%、アルザス・ピノ・ノワールのポテンシャルを感じさせる。
ヴィンテージ | 2021 |
原産国 | フランス |
産地 | アルザス |
地域 | アルザス |
アペラシオン | アルザス |
生産者 | ドメーヌ・バルメス・ブシェール |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ピノ・ノワール |
味わい | ミディアムボディ |
アルコール度数 | 13.5% |
輸入元 | 豊通食料 |
アルザス南部、オー・ラン県のヴェットルスハイム村に本拠地を置くドメーヌで17haの自社畑を所有し、年間生産量は約12万本。1985年にヴィニュロンの家系であるフランソワ・バルメとジュヌヴィエーヴ・ブシェールの婚姻により両家の畑を持ち寄り統合した事により誕生。ドメーヌではワインの品質を高める為に何よりも重要な要素であるブドウを入念かつ大切に育てることで、ブドウを中心としたワイン造りを行い、1998年にビオディナミを採用し、2001年からビオディヴァンの認証を取得し、「ラ・ルネッサンス・デ・アペラシオン」のメンバーでもある。徐々に評判を高めるも2011年にフランソワが不慮の事故で急逝。残された母ジュヌヴィエーヴはこの逆境にもめげずにワイン造りの修業最中であった息子マキシムと若き娘ソフィーと力を合わせ、彼らの世代になってから飛躍的な品質向上に成功。
フランスで最も権威のあるワインガイドとして知られる2022年版の「La Revue du Vin de France」編集の「Le Guide des Meilleurs Vins de France 」にて最高峰の3つ星を取得し、名だたる老舗ドメーヌと並ぶ評価となり、一躍脚光を浴びた。最新の「ベタンヌ+ドゥソーヴ」2023年版にも若手注目生産者としてアルザスのページの冒頭にてカラー写真付きで大きく紹介されており、日本国内メディアでは2022年4月号No.108の「ワイナート」アルザス特集にて表紙を飾っている今アルザスで最も注目されている伸び盛りの生産者。
ブドウは全て手摘みで収穫され、そのバランスと自然環境から得られた全てをそのままにワインへと引き出せるよう、人的介入を最小限に抑えつつ、細心の注意を払って作業を行うこととしている。収穫されたブドウは手作業で慎重に選果し、各キュヴェは最低9時間、最高15時間かけて圧搾。得られた果汁は重力システムを利用し土着の天然自然酵母で発酵。発酵は澱と接触しながら進み、その期間は5~18ヶ月、時には24ヶ月に及ぶ。醸過程においては、酵母や酵素の添加、補糖、清澄剤等の使用は一切行わず、ワインの長期保存を可能にするための最小限のSO2を添加に留めている。なお、瓶詰め時に軽くフィルターをかけることとしている。ドメーヌでは、ワインが常に卓越したものとなるよう最良の醸造方法を追求し続けている。