2018 ブルゴーニュ・エピヌイユ・エクスプレッション
ドメーヌ・アラン・マティアス


Bourgogne Epineuil Expression

Domaine Alain Mathias

樹齢は約30年で泥灰土とキンメリジャン土壌の「Froberts(フロベー ル)」という北西向きで北風が良く吹き、フレッシュさを与える区画の葡萄が主に使われます。アルコール醗酵までは他の赤ワインと同じ醸造方法で圧搾後のプレス果汁は使用せず にフリーランジュースのみでステンレスタンクで10~12ヵ月熟成、フィルターに掛けてから瓶詰します。色調は輝きのある真紅やルビー色、鼻腔をくすぐるような小さい赤や黒い果実のフレッシュな甘酸っぱい香り。ハツラツとした酸味と赤い果実を齧ったようなチャーミングな果実味でフルーティな仕上がり。土壌由来のミネラルも豊かで飲みやすい味わいです。

ヴィンテージ 2018
原産国 フランス
産地 ブルゴーニュ
地域 ブルゴーニュ
アペラシオン ブルゴーニュ・エピヌイユ
生産者 ドメーヌ・アラン・マティアス
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・ノワール
味わい ミディアムボディ
アルコール度数 12.5%
輸入元 フィネス

 
 

兵役を終えた後、1979年にシャブリで葡萄の収穫に参加したことで葡萄栽培家という職業を知り、その魅力に惹かれた現当主アラン・マティアス氏は、1980年代初頭にシャブリ近郊にあるトネロワ地区のエピヌイユ村に7haの葡萄畑を開墾。当時、彼のように小さい畑を持ってワイン造りに挑戦する人々が出始めた最中で、彼ら先駆者が1993年に「Bourgogne Epineuil(ブルゴーニュ・エピヌイユ)」というアペラシオンが制定されるきっかけを作りました。素晴らしいワインを造るためにはマニュアル化せずに常に考察すること、畑を観察して人の手を加えるのか自然の力に任せるのかを判断していくことが重要という哲学でワイン造りをしています。現在はディジョン大学で醸造学を修了した息子のバスチャン氏と同じく醸造学を学んだバスチャン氏の妻カロル女史もアラン氏の教えを受けながらドメーヌ運営に携わっています。
 

 
エピヌイユの他にシャブリにも4haの畑があり、所有する畑はピノ・ノワールを中心に約11ha。この地区のワイン造りの先駆者として常に改良をしたいという精神から2000年にビオロジック農法を採用。2005年からは除草剤の使用を止めてすべての畑を耕作で除草しています。2013年ヴィンテージにブルゴーニュ・エピヌイユとトネール、2015年ヴィンテージにシャブリとプティ・シャブリ にそれぞれEcocert(エコセール)のビオロジック認証が下りました。収穫は手摘みで100%除梗、 ワインに負担を掛けないためにポンプは使用せず瓶詰まで自社で行っています。