Champagne David Leclapart
ダヴィッド・レクラパール
フランス:シャンパーニュ(モンターニュ・ド・ランス:トレパイユ村)
膨大なシャンパン・マーケットにおいて、「ビオディナミ」 にて 「Pas dose (ノン・ドゼ)」 で仕立てる生産者として、今最も注目されている RM/レコルタン・マニュ ピュラン(自社元詰めメゾン)のひとつです。本拠地を置く Trepail/トレパイユ村は、ピノ・ノワールの銘醸地として名高い「モンターニュ・ド・ランス地区」にありな がらシャルドネの名産地であるという孤高の1級(プルミエ・クリュ)です。 レクラパール家はこの地で4代に渡ってシャンパーニュ造りを行ってきたファミリーですが、現当主のダヴィッドは、1998年に実質的にメゾンを引き継ぐと同時に 徹底した農薬の排除を行いビオディナミに移行し、自身の名前を冠してラベルを変更しました。彼のブドウの品質へのこだわりには並々ならぬものがあり、自社 畑はわずか3haですが、収量を極限にまで抑え、自社詰めするのはその半分のわずかに1.5ha分という徹底ぶりです。それゆえ生産量は非常に少なく、マニア 垂涎、泣く子も黙る「ノン・ドサージュの神」と謳われています。その味わいは驚くほどピュアで、トレパイユのテロワールを最大限に表現しており、正に唯一無二の シャンパーニュと言えるでしょう。数ある RM/レコルタン・マニピュランの中でも飛ぶ鳥を落とす勢いで人気急上昇中です。
トレパイユ村は、ピノ・ノワールの銘醸地として名高い「モンターニュ・ド・ランス地区」の南東に位置する 「グランド・モンターニュ」にありながら、美しく白い石灰質の土壌から優れたシャルドネを産する、 1級格付け(プルミエ・クリュ)の孤高の銘村です。
キュヴェは全てリザーヴワインは使用せず単一年から造られますが全てヴィンテージ表記はありません。 しかしバックラベルにその手掛かりはあり、「L.V」のあとの2ケタの数字が収穫年を表しています。 (「L.V15」は2015年産)
その年のブドウの出来によって 「ブラン・ド・ブラン」、「ブラン・ド・ノワール」、「アッサンブラージュ」、「ロゼ」 など複数のキュヴェを手掛けますが、それぞれのキュヴェはしっかりとメゾンの哲学を反映しており、実に 誠実で、繊細で、多様性に富んでいます。それゆえ時に複雑で、時にフルボディ、そして時にクローズドな 場合にはデキャンタージュを要することもあります。