1993年ハノーバメッセにおいてデザイン賞を受賞したバレリーナ・シリーズ。 英国のプリマドンナ、マーゴ・フォンティーンがティップ・トゥで立つ姿をイメージしたデザインが、テーブルに最高級の優雅さを演出します。

ワインとともに至高の芸術＝ロブマイヤーを愉しむ喜び

1823年、ウィーンの目抜き通りの裏に小さな硝子屋が開店。店主の名はヨーゼフ・ロブマイヤー。後に、最高級シャンデリア&グラスメーカーとして数々の栄誉に輝くロブマイヤーの誕生である。創業まもなくハプスブルグ家に寵愛され「皇帝御用達」の称号を得たロブマイヤーは、その後も常に新たな価値を探し求め、革新的な魅力に溢れる作品を次々と創り出していった。ヨーゼフの精神は、息子のルードヴィヒ・ロブマイヤーにも引き継がれ、様々な博覧会にてグランプリを受賞し、その地位を確固たるものとしたのである。

現在でも、ウィーンの工房で熟達した職人によって一つ一つハンドメイドで造られている。効率が悪いとされる木型成型にこだわり、フォルムに微妙な差が出る手造りに こだわる。職人の匠の技による「作品」こそ、芸術や文化を生み出すと考えているのだ。また、ワイングラスの素材には特殊な配合率のカリ・クリスタルが採用されているため、驚くほど軽く、薄く、しかも壊れにくい。つまり“道具”としても超一流なのである。

どんな格式の高い席においても、まったく臆することなくテーブルに“凛”として立つその姿には、長い歴史の中で数々の上流階級の食卓を飾ってきたという “誇り”さえ感じさせる。創業190年を経た現在でも、人々の心を魅了してやまないロブマイヤーのグラスにワインを注ぎ、その歴史に思いを馳せながら今宵の一杯を愉しむ。 まさに「至高の贅沢」である。