2020 シャトー・メルシャン 岩手甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ
シャトー・メルシャン
Iwade Koshu Kiiroka Cuvée Ueno
Château Mercian
グレープフルーツを思わせるさわやかな香りとともに、カボスやスダチといった和柑橘の香りが感じられます。『きいろの香り』が発見されるきっかけとなった山梨市の岩出ヴィンヤードから生まれた、畑指定の特別な甲州きいろ香です。
コメンテーター:チーフ・ワインメーカー 安蔵 光弘
色合いは輝きのある淡いイエロー。スダチやカボスといった和柑橘の香りや、グレープフルーツの皮や白桃などの香り、控えめなパッションフルーツのニュアンス、さわやかなハーブの香りも感じられます。しっかりとした酸味とミネラル感が飲みごたえにつながり、長い余韻を感じます。(2021年3月)
ヴィンテージ情報
暖冬の影響で、開花は昨年に比べ4日~5日ほど早まりました。梅雨は長く、期間中には絶え間ない降雨と日照不足が続き、生育は緩やかに推移しましたが、梅雨明け以降は好天に恵まれ、ヴェレゾン開始も昨年より4日ほど早まりました。9月以降も降雨が少なく、好天に恵まれたため、糖酸バランスの良いブドウが収穫できました。
ヴィンテージ | 2020 |
原産国 | 日本 |
産地 | 山梨県 |
地域 | 笛吹地区 |
生産者 | シャトー・メルシャン |
色 | 白 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | 甲州 |
味わい | 辛口 |
アルコール度数 | 11.5% |
『甲州きいろ香』誕生のきっかけとなった山梨市の岩出ヴィンヤードから生まれたワインです。2014年に全国発売され、2019年に「インターナショナル・ワイン・チャレンジ チャイナ」で日本の白ワインの最高賞となる日本の白ワイントロフィーと金賞、「日本ワインコンクール」でも金賞を受賞し、日本の甲州を代表するワインとなりました。
2003年、工場長の職にあった上野昇が自ら営む「上野園」では、ワイン造りに適したブドウの栽培法について、さまざまな試行錯誤が重ねられていました。その中から、特に柑橘の特徴的な香りを放つ甲州ブドウが発見され、そのアロマの研究から生まれたのが『甲州きいろ香』です。『甲州きいろ香』は、2005年にリリースされすぐにイギリスのワインガイドで高評価を獲得、日本ワインが世界的に注目を集める先駆けの1本となりました。
いまでも特別な畑である「上野園」は、甲府盆地の北東部・山梨市を流れる笛吹川の右岸、河岸段丘上にあり、他の畑より砂礫質で水はけがよいブドウ栽培に適した土壌です。その中でもとりわけ上質な区画のブドウだけで造ったのが、『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ』。『甲州きいろ香』の特別なシングル・ヴィンヤード(単一畑)ワインです。
いまでも特別な畑である「上野園」は、甲府盆地の北東部・山梨市を流れる笛吹川の右岸、河岸段丘上にあり、他の畑より砂礫質で水はけがよいブドウ栽培に適した土壌です。その中でもとりわけ上質な区画のブドウだけで造ったのが、『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ』。『甲州きいろ香』の特別なシングル・ヴィンヤード(単一畑)ワインです。