2022 エル・バンディート アイ・ウイッシュ・アイ・ワズ・ア・ニンジャ ペティアン・ナチュレル
テスタロンガ


El Bandito I Wish I Was a Ninja Petillant Natural
Testalonga

4年がかりで商品化にたどり着いた渾身のペティヤンで初リリースは2015年。今ではテスタロンガを代表するキュヴェになりました。このユニークなネーミングは、ちょうど仕込みや瓶詰の作業をしている時に日本との取引 きがスタートし、担当者と「忍者」の話題で盛り上がったことから名付けられました。ラベルはクレイグが友人宅で BBQを楽しんでいるときに撮影したもので、友だちと過ごすときの心弾む気分を、このワインを飲みながら感じて 欲しいいう思いが込められています。今ヴィンテージからボトルはシャンパーニュ製のものを採用しています。
 
標高257m西向きの、オーガニック栽培を専門とする栽培家エドモンド・オットーレ氏が所有する風化した花崗岩からなる畑で、植樹された当時から徹底して無農薬で管理されてきました。すぐ側に川が流れており冷涼さを保つことができるためブドウはストレスを感じにくく、適度な酸度を持つpHの低い最適なブドウが実ります。メトード・アンセストラル。ステンレスタンク(ファイバーグラスタンク)にて4℃で発酵し、発酵中に7回澱引きを行い ます。残糖分60g/Lの時点で王冠を打栓し、10カ月間かけて瓶内二次発酵と熟成行います。 デゴルジュマン(澱引き)され、別に取っておいた同じワインを加え(補酒)、再度王冠で打栓されます。SO2無添加・無清澄・無濾過
 
フレッシュな洋ナシやライムの皮などのニュアンスのある酸が生き生きとしており、複雑味のある果実味とミネラル、酸と発泡のバランスがよく、軽やかで溌溂とした印象です。若いうちに飲むのが好ましいでしょう。

ヴィンテージ 2022
原産国 南アフリカ
産地 スワートランド
地区 ウエリントン
生産者 テスタロンガ
容量 750ml
ぶどう品種 コロンバール100%
味わい 辛口
アルコール度数 9.5%
輸入元 ラフィネ
 
農法:ビオロジック

 
スワートランドのラマーシュックという、南アフリカにおいてナチュラルなワイン造りのパイオニアとして一躍したワイナリーで、醸造責任者として働いていたクレイグ・ホーキンスが2008年、満を持して独立を果たした自身のワイナリーです。拠点を置くパードベルグと同地区に、花崗岩で構成される11haの土地を借り、ビオロジック栽培でシュナン・ブランを栽培するほか、ラマーシュックが所有する畑のブドウを購入して、自身のワインを造っています。
毎年ブドウやワインの出来のイメージによってエチケットや名前を変えるなどしており、自身の持つインスピレーションに忠実にワイン造りをする天才肌で、ヨーロッパやイギリス等、各国のナチュラルなワインのマーケットで注目を集めている生産者です。
 
ホーキンス氏は自社畑のブドウの他に信頼できる栽培家のブドウを購入していますが、それだけに留まらず、知人の農家も巻き込んで、西ケープ州に広く点在する放置された高樹齢の畑を耕作して、それぞれの気候や土壌に合わせた栽培管理を施し、南アフリカにおける貴重なブドウ樹をたくさん復活させています。また彼は大きな野望の持ち主で、荒れた土地や放棄された畑を少しずつ購入し、自ら巨大なブルドーザーを操縦して一から開墾し、所有畑を少しずつ広げています。
醸造プロセスにおいては最小限の干渉で見守るに留め、その年の出来を最大限に生かすワイン造りをしています。 全ての工程において添加するものは一切無く、野生酵母による自然発酵が行われ、条件の良いヴィンテージでは瓶詰め時のSO2も添加しないという徹底ぶりです。