2022 エル・バンディート アイ・アム・ザ・ニンジャ ペティアン・ナチュレル
テスタロンガ


El Bandito I am the Ninja petillant natural
Testalonga

4ヴィンテージ目を迎えたペティヤンで 「I Wish I Was a Ninja」とは異なり、古樹のシュナン・ブラン100%を使用し、よりドライで丸みのある仕上がりです。ラベルの写真はロンドンに住む友人が近所に住む犬「レイラ」を撮影したもので、いたずらっ子なのに真面目な表情を装っている様子が、このワインのイメージにぴったりだということで採用されました。今ヴィンテージから、ボトルがシャンパーニュ製のものになりました。
 
標高95mの風化した砂岩質の土壌の2017年から手入れを開始した区画で、完全な有機栽培で管理されており、自社管理の畑の中で最も古い区画です。川に隣接した斜面のため一年を通して暑くなりにくく充分な水の供給が可能で、そのため凛とした酸があります。メトード・アンセストラル。ステンレスタンク(ファイバーグラスタンク)にて4℃で25~30日間静置し、澱引きの後、 徐々に温度を上昇させゆっくりと発酵を促し、残糖分35g/Lの時点で王冠を打栓し、10カ月間かけて瓶内二次発酵と熟成を行います。デゴルジュマン(澱引き)され、別に取っておいた同じワインを加え(補酒)、再度王冠によって打栓されます。SO2無添加・無清澄・無濾過
 
熟した洋ナシ、青リンゴ、大輪の花、柑橘系などの爽やかなで華やかなアロマが非常に豊かで、口中いっぱいに果実由来の酸と爽やかなでクリーミーな泡、トースト香などが豊かにが広がり、ミネラル感と果実味、そして溌溂とした飲みごたえを感じられる別格のペティアンと言えるでしょう。

ヴィンテージ 2022
原産国 南アフリカ
産地 スワートランド
地区 ピケットバーグ
イエンドゥケイル
生産者 テスタロンガ
容量 750ml
ぶどう品種 シュナン・ブラン100%
味わい 辛口
アルコール度数 9.5%
 
農法:ビオロジック

 
スワートランドのラマーシュックという、南アフリカにおいてナチュラルなワイン造りのパイオニアとして一躍したワイナリーで、醸造責任者として働いていたクレイグ・ホーキンスが2008年、満を持して独立を果たした自身のワイナリーです。拠点を置くパードベルグと同地区に、花崗岩で構成される11haの土地を借り、ビオロジック栽培でシュナン・ブランを栽培するほか、ラマーシュックが所有する畑のブドウを購入して、自身のワインを造っています。
毎年ブドウやワインの出来のイメージによってエチケットや名前を変えるなどしており、自身の持つインスピレーションに忠実にワイン造りをする天才肌で、ヨーロッパやイギリス等、各国のナチュラルなワインのマーケットで注目を集めている生産者です。
 
ホーキンス氏は自社畑のブドウの他に信頼できる栽培家のブドウを購入していますが、それだけに留まらず、知人の農家も巻き込んで、西ケープ州に広く点在する放置された高樹齢の畑を耕作して、それぞれの気候や土壌に合わせた栽培管理を施し、南アフリカにおける貴重なブドウ樹をたくさん復活させています。また彼は大きな野望の持ち主で、荒れた土地や放棄された畑を少しずつ購入し、自ら巨大なブルドーザーを操縦して一から開墾し、所有畑を少しずつ広げています。
醸造プロセスにおいては最小限の干渉で見守るに留め、その年の出来を最大限に生かすワイン造りをしています。 全ての工程において添加するものは一切無く、野生酵母による自然発酵が行われ、条件の良いヴィンテージでは瓶詰め時のSO2も添加しないという徹底ぶりです。