2022 ベビー・バンディート・キープ・オン・パンチング
テスタロンガ


Baby Bandito Keep on Punching
Testalonga

テスタロンガが長年温めてきた、もうひとつのプロジェクトで、よりカジュアルなワインを造り出すブランドです。標高220m、北向き花崗岩土壌、1972年に植樹された、ブッシュヴァインのシュナン・ブラン100%から造られています。このワインの造られる畑は、自身が独立する前から付き合いのある畑で、小粒で味わいの凝縮されたブドウが実る畑です。手摘みにて収穫後、ステンレスタンクにて全房発酵、熟成されます。“造り上げるワインは自分の子供と同様”として、Babyという名前を付けています。
 
1961年:テスタロンガの扱うシュナン・ブランで最も古樹。手摘みにて収穫後、全房をプレス、古いフードル(3,500L)とステンレスタンク(2,000L)を用いて、常温で野性酵母による自然発酵、100%MLF、発酵槽のまま熟成。無清澄。

ヴィンテージ 2022
原産国 南アフリカ
産地 スワートランド
地区 ピケットバーグ
イエンドゥケイル
生産者 テスタロンガ
容量 750ml
ぶどう品種 シュナン・ブラン100%
味わい 辛口
アルコール度数 12.0%
輸入元 ラフィネ
 
農法:ビオロジック

Baby Bandito
ベビー・バンディート
2015年からスタートしたカジュアル・ライン・シリーズで、ストリート・アーティストに深く影響を受けて誕生した生まれたプロジェクトです。“自分で造るワインは自分の子供と同じ”という思いから、”Baby”と名付け、キュヴェ 名にはいずれも子どもを勇気づける時に使われる「がんばって!」 や、「あきらめないで!」という表現が用いられています。ラベルの女の子の写真は、クレイグが休暇で弟と一緒に訪れたベトナムで、弟が(もちろん許可を取って)撮影したものです。
 

 
スワートランドのラマーシュックという、南アフリカにおいてナチュラルなワイン造りのパイオニアとして一躍したワイナリーで、醸造責任者として働いていたクレイグ・ホーキンスが2008年、満を持して独立を果たした自身のワイナリーです。拠点を置くパードベルグと同地区に、花崗岩で構成される11haの土地を借り、ビオロジック栽培でシュナン・ブランを栽培するほか、ラマーシュックが所有する畑のブドウを購入して、自身のワインを造っています。
毎年ブドウやワインの出来のイメージによってエチケットや名前を変えるなどしており、自身の持つインスピレーションに忠実にワイン造りをする天才肌で、ヨーロッパやイギリス等、各国のナチュラルなワインのマーケットで注目を集めている生産者です。
 
ホーキンス氏は自社畑のブドウの他に信頼できる栽培家のブドウを購入していますが、それだけに留まらず、知人の農家も巻き込んで、西ケープ州に広く点在する放置された高樹齢の畑を耕作して、それぞれの気候や土壌に合わせた栽培管理を施し、南アフリカにおける貴重なブドウ樹をたくさん復活させています。また彼は大きな野望の持ち主で、荒れた土地や放棄された畑を少しずつ購入し、自ら巨大なブルドーザーを操縦して一から開墾し、所有畑を少しずつ広げています。
醸造プロセスにおいては最小限の干渉で見守るに留め、その年の出来を最大限に生かすワイン造りをしています。 全ての工程において添加するものは一切無く、野生酵母による自然発酵が行われ、条件の良いヴィンテージでは瓶詰め時のSO2も添加しないという徹底ぶりです。