2022 ベビー・バンディート チン・ナップ
テスタロンガ
Baby Bandito Chin Up
Testalonga
一番新しく「ベイビー・バンディート」シリーズに加わり、今回で4ヴィンテージ目を迎えましたが、既に不動の人気を築いています。
標高220m東向きの分解した花崗岩からなる畑は、有機栽培で、粒が大きく果皮の薄いデリケートなブドウが実ります。すべて除梗されたブドウは、開放式のステンレスタンク(2,200L)にて9日間スキンコンタクト。古いオークのフードル(3,300L)とステンレスタンクに分け、常温で野生酵母による自然発酵後、熟成は発酵槽を使用。マロラクティック発酵100%。無清澄。
ヴィンテージ | 2022 |
原産国 | 南アフリカ |
産地 | スワートランド |
地区 | アポッツデール |
生産者 | テスタロンガ |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | サンソー100% |
味わい | ミディアムボディ |
アルコール度数 | 11.5% |
輸入元 | ラフィネ |
Baby Bandito
ベビー・バンディート
2015年からスタートしたカジュアル・ライン・シリーズで、ストリート・アーティストに深く影響を受けて誕生した生まれたプロジェクトです。“自分で造るワインは自分の子供と同じ”という思いから、”Baby”と名付け、キュヴェ 名にはいずれも子どもを勇気づける時に使われる「がんばって!」 や、「あきらめないで!」という表現が用いられています。ラベルの女の子の写真は、クレイグが休暇で弟と一緒に訪れたベトナムで、弟が(もちろん許可を取って)撮影したものです。
スワートランドのラマーシュックという、南アフリカにおいてナチュラルなワイン造りのパイオニアとして一躍したワイナリーで、醸造責任者として働いていたクレイグ・ホーキンスが2008年、満を持して独立を果たした自身のワイナリーです。拠点を置くパードベルグと同地区に、花崗岩で構成される11haの土地を借り、ビオロジック栽培でシュナン・ブランを栽培するほか、ラマーシュックが所有する畑のブドウを購入して、自身のワインを造っています。
毎年ブドウやワインの出来のイメージによってエチケットや名前を変えるなどしており、自身の持つインスピレーションに忠実にワイン造りをする天才肌で、ヨーロッパやイギリス等、各国のナチュラルなワインのマーケットで注目を集めている生産者です。
ホーキンス氏は自社畑のブドウの他に信頼できる栽培家のブドウを購入していますが、それだけに留まらず、知人の農家も巻き込んで、西ケープ州に広く点在する放置された高樹齢の畑を耕作して、それぞれの気候や土壌に合わせた栽培管理を施し、南アフリカにおける貴重なブドウ樹をたくさん復活させています。また彼は大きな野望の持ち主で、荒れた土地や放棄された畑を少しずつ購入し、自ら巨大なブルドーザーを操縦して一から開墾し、所有畑を少しずつ広げています。
醸造プロセスにおいては最小限の干渉で見守るに留め、その年の出来を最大限に生かすワイン造りをしています。 全ての工程において添加するものは一切無く、野生酵母による自然発酵が行われ、条件の良いヴィンテージでは瓶詰め時のSO2も添加しないという徹底ぶりです。