2017 アコンカグア・コースタ ピノ・ノワール
ヴィーニャ・エラスリス


Aconcagua Costa Pinot Noir
Vina Errazuriz

熟したベリー系の香りにバラや牡丹などの上品なフローラル香が印象的。冷涼気候を思わせるしなやかなタンニン。エレガントに進化したアコンカグア・コースタのピノ・ノワール。

熟したブラックチェリー、ラズベリーや苺などの果実の香りにバラや牡丹などのフローラル香が印象的。クローヴやカルダモンのような複雑なスパイスのニュアンスを伴って層をなすように広がる。滑らかな質感。ふくらみのあるソフトな果実味。伸びやかな酸味に冷涼なミクロクリマを想わせるようなしなやかなタンニンが上品。
 

成育期の朝晩の寒暖差が約15度と大きく、また、年間降水量は約350ミリと少なく、葡萄の成育期にはほとんど雨が降らず乾燥した気候を持つ。土壌は、シストやスレート粘板岩が豊富で、ミネラリティ溢れるワインを生み出す。2005年と2009年に植樹。
早朝に手摘み収穫と厳しい選果後、除梗と軽く破砕を行い、開放式のタンク内に移し、8度で3〜7日間低温浸漬。発酵には天然酵母のみ使用。トータル12〜20日間のキュヴェゾンを行う。新樽は使用せず、フレンチオークで12ヶ月熟成。

ヴィンテージ 2017
原産国 チリ
産地 アコンカグア
地域 アコンカグア・ヴァレー
アペラシオン アコンカグア・ヴァレー
生産者 ヴィーニャ・エラスリス
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・ノワール
味わい ミディアムボディ

 
1870年創業、135年以上の歴史を誇る名門、ヴィーニャ・エラスリス。「世界で最も優れたカベルネを生み出す」という 、“カベルネの聖地”アコンカグア・ヴァレーをほぼ独占所有する。「テロワールを尊重し、自社畑の葡萄から、洗練されたエレガントなワインを生む」という、創業者、ドン・マキシミアーノ・エラスリスの哲学を継承。エステート(ドメーヌ)としての在り方にこだわり続けてきたエラスリス。1980年代後半から、世界的にチリワインに対する需要が高まるにつれ、大手ワイナリーが「大量生産による廉価なワイン」の輸出増を図るなか、エラスリスはチリのどのワイナリーにも先駆け、「ミシュランの星に認められる高品質ワイン」を造り続けてきた。その結果は今日、世界を驚かせるほど圧倒的なウルトラ・プレミアムワイン、「ドン・マキシミアーノ・ファウンダーズ・レゼルヴ」。そして、チリにおける、これまでのプレミアムワインのレベルを遥かに超えた、“チャドウィック家の傑作”、「ヴィニエド・チャドウィック」の誕生。2004年1月、リッツ・カールトン・ベルリンにてヨーロッパを代表するジャーナリスト、トップソムリエ等36名が会し行われた世紀のブラインド・テイスティング。誰もがその勝利を確信していたシャトー・マルゴー、ラトゥール、ラフィット等の予想を裏切る形で、見事ナンバー1に輝いたのは、エラスリス・ヴィニエド・チャドウィック2000。エラスリスのカベルネの秀逸性を世界に証明した。