2018 バルバレスコ アジリ
チェレット


Barbaresco Asili
Ceretto

自社畑で1.2haのみ所有。平均樹齢は約40年。バルバレスコ村最上のブリッコ アジリ畑。ステンレスタンクで果房と共に発酵。300Lフレンチオーク樽で最低24ヵ月間熟成。ファーストリリースは1974年。
 
イタリア最高の名醸造所のひとつチェレット社の逸品。バルバレスコの最高の畑アジリから生まれた赤で、味わいはエレガンスの極みです。赤系果実の風味と驚くほどシルキーでなめらかなテクスチャー。ドライフルーツやスパイス、ミネラルを思わせる豊かな風味。バルバレスコを代表する畑に相応しい圧倒的なフィネスと存在感を放つ逸品です。
 
ヴィンテージ情報
2018年ヴィンテージは、長い冬にたっぷりと雨が降り、前年の気象条件により減少した土壌の水分を回復させることで幕を開けました。冬期は3月上旬まで続き、気温は近年になく低くなりました。芽吹きは規則的で、遅霜による問題は全くありませんでした。春は冬の終わりに見られたように、頻繁に雨が降り、気温は高くなく、ヴィンテージは「古典的」と言われる年のように進みました。いずれにしても前年のように例年より早くないことを示唆していました。この予想はその後、シーズンの経過とともに的中していたことがわかりました。ネッビオーロは例年通り10月上旬に収穫期を迎え、収穫作業には3週間ほどを要した。他の品種とは異なり、ネッビオーロの収量は限られており、畑の一部では房が少ない状況も見られました。この現象は、前年の天候、特に果実の芽の分化が行われる時期に記録された異常な暑さに起因するものです。バローロとバルバレスコの両産地では、シーズン終盤に糖度が上昇し、フェノールの成熟も加速したため、素晴らしいパラメータで収穫を迎えることができました。完璧なレベルの酸味と相まって、優れた熟成能力を持つバランスの取れたワインとなるでしょう。

 
ヴィンテージ 2018
原産国 イタリア
産地 ピエモンテ
地域 バルバレスコ
アペラシオン バルバレスコDOCG
生産者 チェレット
容量 750ml
ぶどう品種 ネッビオーロ100%
味わい フルボディ
アルコール度数 14.0%
ワインアドヴォケイト  94
デキャンター  96
 
 
チェレットの起源は、リッカルド チェレットが1930年代後半にピエモンテ州アルバに創設したワイナリーに遡ります。彼の息子であり、70歳を超えた現在も会社の経営に携わるブルーノ・チェレットとマルチェロ・チェレットの兄弟が1960年代にワイナリーを引継ぎました。「最上の畑で最上の酒をつくる」というポリシーを実現するために、バローロやバルバレスコの畑を次々と購入し、醸造所も建設してきました。現在では、3世代目が祖父の時代から続くワイナリーを継承し、イタリア最高の赤ワインであるバローロ、それと並び賞されるバルバレスコの最高の造り手のひとつとして、確固たる地位を確立しています。