ステファン・ペロー氏とヴァンサン・ペロー氏兄弟がミュスカデで運営するドメーヌ。ミュスカデというと、大手ネゴスが昔からバルクで安価に買い取って売っている、ミュスカデのイメージに合わせてSO2を入れて色を薄くするなど、安価なワインとして販売されていましたが、彼ら兄弟はミュスカデの地位向上のため様々な取り組みを行っています。例えば、すべてドメーヌ元詰めで販売する、ドメーヌのある村がAOC認定されるように活動し、その際には手摘みが規定になるようにするなど、ミュスカデへの情熱が感じられます。
2007年から農薬の使用を止め、2011年にABに申請しました。彼らの畑でも土壌の活性化のため、豆科やイネ科の植物が植えられています。9割の生産者が機械収穫を行う地域において100%手摘みを実施。発酵も天然酵母で行うなど、自然な造りをしています。こうしてできあがったワインは熟成が可能。ミュスカデのイメージを良い意味で裏切ってくれるワインです。
Blanc