N.V. エグリ・ウーリエ GC ブリュット・トラディション
Egly Ouriet Grand Cru Brut Tradition
スタンダードにして極上品、エグリのプレミアム・スタンダード・シャンパーニュ
理想的な緩やかな南向き斜面に植えられた平均樹齢40年の古樹のピノ・ノワールは、ガティノワやボランジェといった同じく最高峰のピノ・ノワールが産出されることで有名なアイ村より早くヴェレゾンする。その凝縮した果実味を持つピノ・ノワールに、東向き斜面のシャルドネをアッサンブラージュすることによって、美しい酸を持つ非常にバランスのとれたシャンパーニュが生まれる。
リザーブワイン50%以上、樽発酵20%、樽熟成50%、36〜48ヶ月の瓶熟成、ドサージュ3-4g/l
ヴィンテージ | N.V. |
原産国 | フランス |
産地 | シャンパーニュ |
地域 | シャンパーニュ |
アペラシオン | シャンパーニュ |
生産者 | ドメーヌ・エグリ・ウーリエ |
色 | 白 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ピノ・ノワール75%、シャルドネ25% |
味わい | 辛口 |
アルコール度数 | 12.5% |
輸入元 | ヴァンパッション |
ピノ・ノワールの聖地アンボネイ村に居を構えるエグリ・ウーリエは、アンボネィ7.8ha、ヴェルズネィ、ブージー、ヴリニーの畑を合計11.5ha所有する。1930年創業の無名ドメーヌが転換期を迎えたのは1990年、フランシス・エグリ氏が4代目当主に就任してからである。就任後すぐに、無農薬に近いアプローチへと栽培方法を変更。有機肥料を用いて手作業ですべての畑の手入れを行い、葡萄の成長の手助けをする。実にきめ細かく管理された畑から収穫された完熟した葡萄は、僅か3〜4.5g/lのドザージュしか必要としない。また、1996年より実験的に始めた新樽発酵は今やドメーヌを代表する醸造方法となった。ブルゴーニュの造り手、ドミニク・ローランから手ほどきを受けた樽使いは、正に「ワイン造り」を目指したもの。カーヴで試行錯誤を繰り返し、優れた特級村のみが持つミネラル、美しい酸、凝縮した果実味と厚みのあるボディがバランスしたシャンパーニュ、すなわち味わいの全ての要素が各々強さを持ちながらも主張しすぎることのないアンボネイのテロワールを最大限に引き出す自身のスタイルを見つけ出した。「成功しても失敗しても必ずその原因を確かめる。私が醸すシャンパーニュは工業製品ではない。私の使命は、人生の数少ないチャンスの中で、いかにアンボネイのテロワールが鮮明に現れた一瓶を醸すかだ。」と、淡々と信念を語るフランシス氏は正にシャンパーニュの求道者である。