2001 クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン
ニコラ・ジョリー
Clos de la Coulee de Serrant
Nicolas Jory
ビオディナミの伝道師と言われるニコラ ジョリーのドメーヌ。1980年に部分的に、1984年からは全ての畑にビオディナミ導入。2002年から娘のヴィルジニーも加わりワイン造りを行っています。
1130年にシトー派修道院によって拓かれた由緒あるブドウ畑。7haの全てをジョリー家が単独所有。栽培、収穫はすべて馬と手作業で行なわれます。2001年はボトリティスを25-30%含みます。
熟した果実、ドライフルーツ、ホワイトトリュフの香り。熟成により複雑味、ヨード香が増し、ニコラ ジョリーの独特の世界観が楽しめます。万人受けではなく、ニコラ ジョリーファンに味わっていただきたいワイン。
ヴィンテージ情報
こちらのヴィンテージは多めにオリ発生しておりますが、沈めて上澄みをお飲みください。
ヴィンテージ | 2001 |
原産国 | フランス |
産地 | ロワール |
地域 | アンジュ・ソミュール |
アペラシオン | クレ・ド・セラン |
生産者 | ニコラ・ジョリー |
色 | 白 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | シュナン・ブラン100% |
味わい | 辛口 |
アルコール度数 | 13.0% |
ワインスペクテーター | 93 |
輸入元 | ファインズ |
クレ・ド・セランは1130年にシトー派修道院により植えられた由緒ある葡萄畑で、現在はジョリー家が所有しています。この名醸畑はロワール川に張り出した険しい傾斜地にあり、栽培・収穫はすべて馬と手作業で行われています。そのワインはブルボン王家の時代から名高く、ルイ11世、ルイ14世がわざわざこの畑を訪れたといわれています。また美食の大家キュルノンスキーは「イケムと並ぶフランス5大白ワインのひとつ」と称えています。
現在の当主であるニコラ・ジョリー氏は、1977年にニューヨークの銀行家としての生活から、母親の経営するワイナリーに戻りました。当初は農薬を使用していましたが、「ビオディナミ」と出会い、1980年から部分的に、1984年からすべての畑に導入しています。
テクノロジーやテクニックに依存し、画一されたワインの氾濫を憂いたジョリー氏は、「おいしいワインである前に、その土地固有の繊細さを表現した本物のワインでなくてはならない。」というAOC(原産地呼称統制)法の原点への回帰を提唱しています。現在は世界中で栽培者への啓蒙や講演活動を行い、「ビオディナミの伝道師」とも呼ばれています。