2017 ヴォルネイ PC カイユレ・アンシェンヌ・キュべ・カルノ
ブシャール・ペール・エ・フィス


Volnay 1er Cru Caillerets Ancienne Cuvee Carnot
Domaine Bouchard Pere&Fils

ブシャールの隠れた銘醸品 ヴォルネーの繊細さ&太陽の果実味
 
カイユレなくしてヴォルネーを語ること無かれというほどの銘醸畑。その畑の中でも中央部に近く素晴らしい日照条件を誇り、良くブドウの熟す畑。取得は1775年とブシャール最古。
完熟という言葉が相応しくブラックチェリーのコンポートのような果実香とリッチで濃密な味わい。熟成度が高く美しいバランスを持つ。
 
ヴィンテージ情報
晴れた日が続き、降水量が少なく乾燥した年。我慢して収穫を待ったおかげで、素晴らしいバランスのブドウが取れました。17年も16年と同様、霜のリスクにさらされましたが、前年の経験のおかげでその害を軽減するに至りました。その後は猛暑日や一時的な夏の渇水などがありブドウの生育が止まったタイミングもあったものの、9月のまとまった雨で息を吹き返し、果実が引き締まった、素晴らしい状態でブドウを収穫出来ました。生育期間中を通して平年に比べ降水量は28%減、日照は12%増でした。ブシャールのワインは赤は複雑性がありながらも早くから親しみやすい状態となっており、一方、白は乾燥した天候が嘘のように酸とみずみずしさをたたえたワインとなっています。

 
ヴィンテージ 2017
原産国 フランス
産地 ブルゴーニュ
地域 コート・ド・ボーヌ
アペラシオン ヴォルネイ プルミエ・クリュ
生産者 ブシャール・ペール・エ・フィス
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・ノワール
味わい フルボディ
アルコール度数 13.5%
ワインスペクテーター  95
ワインアドヴォケイト  92
デキャンター  94
輸入元 ファインズ

 
1731年創業、1775年にヴォルネーのカイユレ畑、タイユピエ畑などを取得しワイン造りを開始しました。1820年に、15世紀の要塞であるシャトー・ド・ボーヌを取得し瓶熟庫として利用しており、現在も19世紀のワイン約3000本が眠っています。1995年、シャンパーニュの老舗アンリオ家の故ジョゼフ・アンリオがオーナーになると、ワイン造りの全工程において徹底した品質改革が行われました。自社畑ブドウから造られるドメーヌワインと買いブドウからのネゴシアン部門がありますが、ドメーヌとしてのブシャールは、コート・ドールに約130ha(うちグランクリュ12ha、プルミエクリュ74ha)におよぶ優れた畑を所有するコート・ドール最大のドメーヌです。品質向上へのめざましい取組みにより、優れたテロワールの力が発揮され、国際的に高い評価を得ています。また、「幼子イエスのブドウ畑」の呼び名で有名な畑「ボーヌ・グレーヴ・ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュ」の単独所有者としても知られています。