2013 シュヴァリエ・モンラッシェ レ・カボット
ドメーヌ・ブシャール・ペール・エ・フィス
Chevalier Montrachet La Cabotte
Domaine Bouchard Pere&Fils
ブシャールP&Fはシュヴァリエ モンラッシェの畑の最大の所有者。シュヴァリエ モンラッシェの中でもモンラッシェと同じ日照条件と土壌を持つ特別な区画から造られます。
13kgの小型の収穫かごを使用。区画ごとのタイミングで収穫後、1時間以内にカーヴに到着し、選果の徹底を行う。4年使用のフレンチオークで14ヶ月(新樽15%)熟成。
フローラルでフルーティーな果実のアロマにトーストのような香ばしいタッチ。複雑かつリッチだが重過ぎず軽やか。エレガントで繊細な仕上がりのワイン。
ヴィンテージ情報
2013年はブドウの成熟が遅めの年でした。長く寒かった冬の後に訪れた春は、涼しく雨の多いものとなりました。その結果、芽吹きが始まったのは4月23日と遅めに。寒いと感じるほど気温の低い5月の影響で開花も3週間遅れの6月25日から。このような天候条件の影響でミルランダージュ(結実不良)が多く発生し、収量が減ると同時に質の良いブドウが収穫できることが予想できました。 一方で7月23日、コート・ド・ボーヌ地区、特にサヴィニー・レ・ボーヌ、ボーヌ、ポマール、ヴォルネー、モンテリーの一部が激しい雷と雹に見舞われ、区画によっては20〜40%減と、生産量に影響が出てしまいましたが被害にあったブドウは乾燥して地面に落ちたので、ブドウの質には影響はありませんでした。幸いなことに残りの7月と8月は良く晴れて、暑く、素晴らしい日照条件に恵まれました。こんなに天気の良い夏は数年ぶりのことで、この美しい夏がブドウを救ったといえるでしょう。7月末はグランクリュとプルミエクリュのほとんどの地区で葉落としの作業を手作業で実施。このおかげでブドウは太陽の光を良く受け、程良い酸味を保ちながら素晴らしく成熟しました。
ヴィンテージ | 2013 |
原産国 | フランス |
産地 | ブルゴーニュ |
地域 | コート・ド・ボーヌ |
アペラシオン | シュヴァリエ・モンラッシェ |
生産者 | ドメーヌ・ブシャール・ペール・エ・フィス |
色 | 白 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | シャルドネ |
味わい | 辛口 |
アルコール度数 | 13.5% |
アランメドウズ | 94 |
輸入元 | ファインズ |
1731年創業、1775年にヴォルネーのカイユレ畑、タイユピエ畑などを取得しワイン造りを開始しました。1820年に、15世紀の要塞であるシャトー・ド・ボーヌを取得し瓶熟庫として利用しており、現在も19世紀のワイン約3000本が眠っています。1995年、シャンパーニュの老舗アンリオ家の故ジョゼフ・アンリオがオーナーになると、ワイン造りの全工程において徹底した品質改革が行われました。自社畑ブドウから造られるドメーヌワインと買いブドウからのネゴシアン部門がありますが、ドメーヌとしてのブシャールは、コート・ドールに約130ha(うちグランクリュ12ha、プルミエクリュ74ha)におよぶ優れた畑を所有するコート・ドール最大のドメーヌです。品質向上へのめざましい取組みにより、優れたテロワールの力が発揮され、国際的に高い評価を得ています。また、「幼子イエスのブドウ畑」の呼び名で有名な畑「ボーヌ・グレーヴ・ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュ」の単独所有者としても知られています。