2019 ブルゴーニュ・コート・ドール
ドメーヌ・ミッシェル・グロ
Bourgogne Côte d'Or
コート・ドール・ルージュは、以前までブルゴーニュ・ルージュとして売られていました。畑と造りは変わっておらず、ヴォーヌ・ロマネの区画とニュイ・サン・ジョルジュの区画をブレンドして造られます。
収穫は手摘みで行われており、ブドウ畑の中で選果。ブドウは100%除梗され、発酵の前半でルモンタージュと後半でピジャージュを行い色素とタンニンを抽出します。熟成は、最初の6ヵ月を大樽で行い、小樽に移して12ヵ月間行います。フレッシュさと綺麗な酸味が魅力的なワインに仕上がっています。
ヴィンテージ | 2019 |
原産国 | フランス |
産地 | ブルゴーニュ |
地域 | コート・ド・ニュイ |
アペラシオン | ブルゴーニュ・コート・ドール |
生産者 | ドメーヌ・ミッシェル・グロ |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ピノ・ノワール |
味わい | ミディアムボディ |
アルコール度数 | 14.0% |
輸入元 | 豊通食料 |
ヴォーヌ・ロマネの名門、グロ家の血を引くドメーヌの一つ、ミシェル・グロ。グロ家は、1830年ニュイ・サン・ジョルジュ村近くショー村のアルフォンス・グロ氏によって設立され、4代目のルイ・グロ氏が今日のヴォーヌ・ロマネの名門と呼ばれる、グロ・ファミリーの礎を築きました。そして、5代目が伝説の醸造家として知られるジャン・グロ氏。彼はヴォーヌ・ロマネを代表する造り手の一人として知られており、彼の造るワインは、「これぞブルゴーニュ赤ワインの模範」であると一世を風靡。そして1996年、ジャン・グロ氏が引退するのに伴い、ドメーヌの畑は長男ミシェル氏、次男ベルナール氏、そしてアンヌ・フランソワーズ女史ら3人の子供に分割・譲渡されることとなります。長男のミシェル氏はドメーヌの建物とモノポールのクロ・デ・レアを始めとする畑を得て、グロ家の伝統の名に恥じぬ素晴しいワインを造り続けています。
ミシェル氏は、1975年ボーヌ市のブドウ栽培学校を卒業後、父のドメーヌ「ジャン・グロ」で働き始めました。1978年には、それまで通り父ジャン氏との共同作業をつづけながら、一方で自分自身のドメーヌ「ミシェル・グロ」を創立。父のブドウ畑からとれる2ha分のブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイを醸造し、ミシェル氏自身のワイン造りの第一歩を踏み出しました。また、ジャン・グロのラベルが消滅するはるか以前から、実質的にジャン・グロのワインを造っていたのもミシェル氏であることは良く知られている事実。ジャン・グロの名を世界に広めた綺羅星の如く輝くワイン達は、実際にはミシェル氏の手によるものであり、彼の卓越したセンスと経験は当時から高く評価されていました。故に分裂後のグロ一族の中で、ミシェル・グロが最もそのワイン造りを色濃く継承しています。