2018 ペルナン・ヴェルジュレス
ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン


Pernand Vergelesses
Domaine Philippe Charlopin

ジュヴレ・シャンベルタンというよりブルゴーニュのスター生産者。故アンリ ジャイエの薫陶を受けたことは有名ですが、ワインへの情熱的かつ真面目な姿勢とディテールに執着する典型的な天才肌の生産者です。
フィリップ シャルロパンが2007年に新たに取得した区画、「アン ビュリ」と「モラン」から造られます。
良く熟したピノ ノワールの豊かで美しいアロマとミネラルを思わせる風味。抜栓してしばらく時間が経つと 、なんともエレガントで深みのある香りが現れます。

ヴィンテージ 2018
原産国 フランス
産地 ブルゴーニュ
地域 コート・ド・ボーヌ
アペラシオン ペルナン・ヴェルジュレス
生産者 ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・ノワール
味わい ミディアムボディ
アルコール度数 13.5%
アランメドウズ  87〜90
輸入元 ファインズ

農法:リュットレゾネ


 
 フランス語のペルソナージュという言葉は、個性的でその村や業界の名物のような人のことを指すが、シャルロパンはまさにブルゴーニュのペルソナージュの一人。ワインに対して情熱的かつ極めて真面目、ディテールに執着する典型的な天才肌。ワインは魅惑的な果実のアロマとシルキーなタッチで、若いうちから美味しいスタイルゆえ「テロワールというよりシャルロパンのワイン」と言われることもあるが、熟成によりその真価が発揮され、美しいバランスとエレガンス、フィネスを見事に表現する。シャルロパンの冒険はさらに続いており、2007年にはボーヌに畑を新たに取得した他、シャブリの醸造にも着手し、手がけるアペラシオンは35に及ぶ。 

 ドメーヌは元はジュヴレ・シャンベルタンにあったが一度マルサネに移り、現在は再びジュヴレに戻っている。栽培は除草剤・化学肥料を用いないリュットレゾネ。ぶどうの質そのものがその後の醸造、そしてワインの質を決定すると考えるため、極力自然の力を邪魔しないように、かつぶどう樹が自力で低収量で凝縮味のある果実を産するように心がける。収穫は遅摘み派。完熟ぶどうを入念に選果し、低温でのプレマセラシオンを長く行う。樽熟成は新樽比率が高く長め。オリ引きは瓶詰め直前の1度だけ行い、フィルターは軽め。