2018 ジュヴレ・シャンベルタン
ピエール・ダモワ


Gevrey-Chambertin
Pierre Damoy

偉大な畑を多く所有するダモワが、「楽しいジュヴレ」を意識して少量リリースするワイン
 
除梗後、区画毎にステンレスタンクに入れ、醸造所内の室温にて長めのマセレーションを行います。発酵期間は約4週間。アルコール発酵の後、木樽に移し、バトナージュはせずに16~24ヶ月熟成させます。
ドメーヌが所有する4つの区画からのブレンド。グラン・クリュのような凝縮感や複雑味というより、豊かでたっぷりした華やかな魅力があります。とはいえ骨格はしっかりしており、5年程度の熟成が望まれます。

ヴィンテージ 2018
原産国 フランス
産地 ブルゴーニュ
地域 コート・ド・ニュイ
アペラシオン ジュヴレ・シャンベルタン
生産者 ピエール・ダモワ
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・ノワール
味わい フルボディ
アルコール度数 15.0%
アランメドウズ  87~89
輸入元 ファインズ
 

農法:リュットレゾネ

ジュヴレ・シャンベルタンを代表する作り手の1人で、銘醸畑「シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ」を語るときにはずせない、同畑15haのうち実に3分の1を所有する有力生産者。

 
1930年代にジュリアン・ダモワが設立した歴史あるドメーヌ。所有する畑は95%がジュヴレ・シャンベルタンでその内80%はグラン・クリュ。ジュヴレ・シャンベルタンを代表する造り手の一人です。1970年代、ジャック ダモワの時期にワインは軽いスタイルとなり名声に陰りが出ましたが、1992年に祖父と同名のピエール・ダモワに引き継がれ、果実味あふれる芳醇で力のある見事なワインを造るようになり名声が復活しました。
 

 

■畑:基本的にはリュット・レゾネ(減農薬農法)を実践し、化学肥料や除草剤などは使用しないことで大地の力を活かし、厳しい剪定とグリーンハーヴェストなどによって収穫量を抑えている。収穫は小さなケースを使っての手摘み作業。30分以内に醸造所に運び込まれ、数人のグループで入念な選果を行う。

■醸造:除梗した後、ステンレスタンク(区画別に醸造、タンク容量は15~60HL)で醸造所内の室温(約18°C)にて長めのプレマセレーションが行われる。全体での醗酵期間は約4週間(温度は高くても32°C)。ピジャージュは必要と思われるときのみ(但し1日に2回まで)。その後、ワインは全て木樽に移される(アペラシオンによって30~100%の新樽を使用)。バトナージュはしない。樽熟成は16~24ヶ月。原則的に澱引きもコラージュもせず、フィルターもかけずに瓶詰めされる。