Chateau Lucia
シャトー・ルシア
フランス:ボルドー サンテミリオン地区 Saint-Emilion Grand Cru Classe
2001年がファーストヴィンテージといえるほど生まれ変わった注目のガレージ・ワイン
’01年から、ステファヌ・ドルノンクール氏がコンサルタントを始め、完璧なまでにワインスタイル、品質が生まれ変り(ラベルも変更)、話題の注目シャトーです。
ロバート・パーカーJr.ボルドー第4版より
2001年を何らかの兆候とするのなら、リュシアは注目すべきである。ワインは、1901年に植えられた小さなブドウ畑からつくられる。聡明なステファヌ・ドルノンクールがコンサルタントを務めている。ここは2001年より前の出来に反して、明らかに品質に真剣に取り組んでいるガレージ・ワインのようだ。
~一般的な評価~
ここもまた、1990年代半ばにアクセル全開でスタートし、まもなく疲れを見せてしまったガレージ・ワインの1つである。しかし、2001年から判断するに、リュシアは復活してきたようだ。名前もリュシアに改め(もとはリュシーという名だった)、新しい醸造法のスタイルを採り入れた(以前のチャーミングだが軽くて近づきやすいものから、もっと質感のあるワインへの)ことが、新たなスタートのしるしであろう。当初のシナリオをまた繰り返してしまうかどうかは、まだわからない。しかし、何度も言うようだが、2001年が消費者の注目に値するワインであることに間違いはない。
平均年間生産量:1万本
畑 面積:3.0ha、平均樹齢:40~100年、密植度:5000本、平均収量:30hl/ha
育て方:発酵とマセレーションは3週間。熟成は新樽60%で15~18ヶ月。清澄はするが、濾過はしない。
ブドウ品種:メルロー90%、カベルネ・フラン10%
所有者:ミシェル・バルトリュシ