2005 シャトー・ディケム ハーフボトル 375ml
Chateau d'Yquem
1855年の格付けでソーテルヌから唯一特別第1級に輝いた世界最高峰の貴腐ワインです。広大な100ha畑のブドウ畑にはSE80%、SB20%が栽培され、多いときには数回も同じ区画を回り極上の貴腐ブドウのみを手摘みし収穫します。芳醇な香りや甘美な味わいは他の追随を許さない圧倒的な存在感です。
生の柑橘系果実にオレンジピール、ホワイトチョコ、クレームブリュレなど数えきれないほどの甘美な香りが立ち上り、その複雑さと存在感はこの年が類まれなヴィンテージであったことを感じさせます。
ヴィンテージ | 2005 |
原産国 | フランス |
産地 | ボルドー |
地域 | ソーテルヌ |
アペラシオン | ソーテルヌ |
格付 | 特別第一級 |
生産者 | シャトー・ディケム |
色 | 赤 |
容量 | 375ml |
ぶどう品種 | セミヨン80%、ソーヴィニョン・ブラン20% |
味わい | 極甘口 |
アルコール度数 | 13.5% |
ワインアドヴォケイト | 96 |
ジェームスサックリング | 95 |
ソーテルヌの格付けにおいてただひとつだけ、格付け最高峰のプルミエ・クリュ・シュペリュールにランクされているシャトー・ディケム。シャトー・ディケムの素晴らしさは類稀なテロワールにもありますが、シャトーを運営する人々の妥協を許さぬ厳しさ、「まさにディケムの名にふさわしいディケム」を造りだそうとする弛まぬ努力にあります。栽培においては、テロワールの良さを引き出すために一切化学肥料を用いません。また、ブドウの収穫量を下げて熟度を上げるため、初冬に厳しく剪定を実施。収穫期前には、70万本にも及ぶブドウの木の東側だけ葉を落とします。これによって日照量を確保し、最適な状態でブドウを収穫することが可能となります。
収穫後、一時間以内にシャトーに運ばれ、ブドウは3~4回にかけてプレス。ディケムの醸造では、ソーテルヌにおいて珍しい樽発酵を行うことが特徴です。最高級のそれにはオーク樽を新樽率100%使用。樽ごとに丁寧に監視し、2~6週間の発酵を行います。その後、6~8ヵ月間熟成。テイスティングにより基準を満たしたものは更に20ヵ月間熟成させ、ブレンドされてから瓶詰が行われます。
これだけの手間をかけて誕生した貴腐ワインは、まさにソーテルヌの頂点にふさわしい味わい。また、このワインはその長命さでも愛好家を驚かせてきました。ワイン評論家ロバート・パーカー氏によると、飲み頃は10〜100年も続くとされ、計り知れない熟成ポテンシャルを誇ります。