クロ・デ・パプを運営しているアヴリル家は、17世紀には既にシャトーヌフ・デュ・パプの著名な造り手としてその名を知られており、18世紀には、市の執政官や出納長も担っていたこともあるこの地の名門の家系です。19世紀、アヴリル家はクロ・デ・パプの名前で赤ワインと白ワインをリリースし、後のAOCシャトーヌフ・デュ・パプ設立に大いに貢献しました。さらに、20世紀に入ると、現在の当主であるアヴリル氏の祖父、レジ氏はエリゼ宮にワインを献上し、シャルル・ド・ゴール大統領やポンピドゥー大統領にもワインを提供するなど、偉大な功績は枚挙にいとまがありません。
現当主アヴリル氏は、ブルゴーニュでフィネスとエレガンスを備えたワインを造ることを学び、エコノミックスクールでマーケティングを、そしてかの有名なシャトー・ムートン・ロスチャイルドやオーストラリアのワイナリーで修行を積んだ経験の持ち主。彼は、「クロ・デ・パプのワイン造りはほとんどブルゴーニュスタイルと同じだと人々に言われたら、私はそれを賛辞として受け止めるでしょう。」と語るように、ブルゴーニュのワイン造りを理想として、バランス感に優れたエレガントなワインを手掛けています。
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