Chateau Tour St Bonnet
シャトー・トゥール・サン・ボネ
40haの葡萄畑はジロンド河に面する砂利質の丘にあります。深みのある色調、凝縮されたタンニン分をもち、クリュ・ブルジョワの中でも特に本格的なワインとして人気を集めています。
若いうちは固いことが多いですが、5年ほど熟成させるとその真価を発揮し、カシスなどの芳醇な香りが豊かに広がります。
ロバート・パーカーJr.ボルドー第4版より
ラ・トゥール・サン=ボネは以前からずっと私のお気に入りのブルジョワ級である。 最初にテイスティングをして購入したヴィンテージは、1975年だった。ほぼ40haのブドウ畑が、サン=クリストリ村の近く、ジロンド河に隣接した砂利の多い山の背という好適地に位置している。
しなやかで、すぐ飲める、商業ベースでつくられたブルジョワ級ではなく、深みのある色で、引き締まった、タニックな、フルボディのワインで、驚くべき凝縮味がある。ほとんどのヴィンテージはタンニンが殻を脱ぎ捨てるあでに少なくとも3~4年の貯蔵は必要で、2000年、1996年、1995年、そして1995年といった最高のものは、10年かそれ以上の貯蔵が必要だ。収穫は機械摘みで、1haあたり40~50hlという収量は、今日の基準からすると控えめである。興味深いことに、ここのワインはオークの小樽ではなく、もっと大きいオークの貯蔵用大樽(フードル)のなかで寝かされる。所有者であるラフォン一族は、この方がワインの強烈さと、コクと凝縮感のある果実のエキス分を保つことができると考えている。
平均年間生産量:20万本
畑 面積:40ha、平均樹齢:30~35年、平均収量:40~50hl/ha
育て方:発酵とマセラシオンは約3週間。熟成は木製槽で18ヶ月間熟成。清澄は行うが、濾過は不確定。
ブレンド比率:カベルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロー45%、マルベック5%、プティ・ヴェルド5%