Chateau Larcis Ducasse
シャトー・ラルシ・デュカス
フランス:ボルドー サンテミリオン地区 Saint-Emilion Premiers Grand Cru Classe B
シャトー・ ル・パンを所有するティエンポン一族の一人、ニコラ・ティエンポンが2002年から経営に携わっているシャトー。
コンサルタントにはパヴィ・マカンで黄金コンビとして名を馳せたドゥルノンクールを起用し、瞬く間に品質が向上しました。柔らかく滋味深い味わいの中に静謐で張り詰めた酸味が現れ、統一感に優れたスタイルです。
ロバート・パーカーJr.ボルドー第4版より
ラルシ・デュカスは、サン=テミリオンの町の南東部の丘(コート)にあり、パヴィの畑と境を接している。石灰質の粘土の南斜面に植えられたブドウは、存分に日差しを浴びることができる。ここのワインは評判こそ高いものの、1980年代初めまではやせ細った生硬な、草っぽい味わいと過度のタンニンのあるワインが一貫して多く品質は印象の薄いものだった。
~一般的な評価~
秀逸なテロワールの恩恵を受けているが、ラルシ・デュカスはめったにその潜在能力に見合うことはない。健全につくられており、大きな欠点はない。2002年から、所有者は才能ある2人組、ニコラ・ティアンポンとステファヌ・ドルノンクールをワイン醸造のために雇った。劇的な転換が確かに保障されている。常に見守るべきシャトーである。
平均年間生産量:5万本
畑 面積:10.9ha、平均樹齢:35年、植樹密度:5000本/ha、平均収量:40hl/ha
育成:発酵とマセレーションは温度管理されたコンクリートタンクで3~4週間。熟成は新樽30%で24ヶ月。清澄も濾過も行う。
ブドウ品種:メルロー65%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソーヴィニョン10%
所有者:グラシオ家