Chateau Lagrange a Pomerol
シャトー・ラグランジュ・ア・ポムロール
フランス:ボルドー ポムロール地区
ジャン・ピエール・ムエックスが1953年にシャトー・トロタノワを購入した際に同じオーナーからポムロールのシャトー・ラグランジュも購入。畑は9haで、メルローに適した重い粘土質の土壌。
リッチで、口当たりもまろやかで、果実味が前面に出た味わいでポムロールの軽やかなスタイルを表現したワイン。若いヴィンテージから楽しめるタイプのワインです。
リッチで、口当たりもまろやかで、果実味が前面に出た味わいでポムロールの軽やかなスタイルを表現したワイン。若いヴィンテージから楽しめるタイプのワインです。
ロバート・パーカーJr.ボルドー第4版より
ラグランジュのワインを目にすることは稀である。ポムロールの丘付近と言う恵まれた立地にあるが、近年大幅な葡萄の植え替えが行われ、メルローが95%、カベルネ・フランが5%と言う構成になった。ここのワインはかなり筋骨隆々として、濃厚な色合いのポムロールになる傾向があり、相当な力強さとタンニンがあるが、複雑さはあまりない。1970年、1975年、1978年のような古いヴィンテージは強情なまでに大柄で、闇が垂れこるような、がさつなワインであり、熟成するのも遅い。これは私が魅力的だと思うワインのスタイルではない。
~一般的な評価~
ラグランジュは、ポムロールで最上のワインではない。一般的に逞しく、力強く、タニックで、フィネスと複雑さに欠け、若いうちは近づきにくい。これは、メルローを主体としたワインにしては珍しい事である。クリスティアン・ムエックスと彼のチームの手にありながら、ここのワインが良くならないことに、私は驚いている。
平均年間生産量:2万4000本
畑 面積:4.7ha、平均樹齢:30年、植樹密度:6250本/ha、平均収量:42hl/ha
育成:発酵とマセレーションは温度管理されたコンクリートタンクで20日間。熟成は新樽25%で20ヶ月。清澄はするが、濾過はしない。
ブドウ品種:メルロー95%、カベルネ・フラン5%
所有者:Ets ジャン=ピエール・ムエックス