Chateau Haut-Bages Liberal

シャトー・オー・バージュ・リベラル

フランス:ボルドー メドック第五級(ポイヤック村)
  

ポイヤック村でも極めて条件の良い場所に位置するシャトー

 格付け2級ピション・ロングヴィル・ラランドに隣接する銘譲シャトー。黒系果実やスパイスのアロマが芳醇で、程よいタンニンと凝縮感が楽しめるワインです。

 
 
2014
シャトー・オー・バージュ・リベラル
¥5,500  品切中
2013
シャトー・オー・バージュ・リベラル
¥4,850  品切中
2005
シャトー・オー・バージュ・リベラル
¥11,600 品切中
1996
シャトー・オー・バージュ・リベラル
¥9,500 品切中
 

ロバート・パーカーJr.ボルドー第4版より
 ボルドーの主要ワイン街道である県道2号線からは少々引っ込んだところにあるつつましやかな大きさのシャトーで、1970年代半ば以降、一貫して過小評価されてはいるが上質なワインをつくっている。畑は3つの区画からなり、立地はこの上ない。主要区画(50%強)は、ラトゥールのメインの畑に隣接している。ちなみにもう1区画はピション=ラランドの隣、3番目の区画はさらに内陸のグラン=ピュイ=ラコストの近くである。
 このシャトーはボルドーの名士クリューズ家が1970年代に全面近代化したのもだが、1983年にはヴィラール家が経営するシンジケートに売却された。ヴィラール家はほかにもムーリのシャス=スプリーンと、マルゴーのラ・ギュルグという、よく知られたシャトーを所有・経営している。畑は1960年代前半に植え替えられ、いまや円熟の時を迎えようとしている。1960年代、1970年代前半のワインが凡庸であったのは間違いなく樹齢が若かったためだが、1975年には優れたワインが生まれ、最近でもいくつかのヴィンテージ、特に1995年、1990年、1986年、1985年に品質の高さをうかがわせる成功作が続いている。
 オーーバージュ・リベラルは、強靭で、ブドウの完熟感があり、豊かで、ブラックカラントを強く連想させるワインであるが、これは間違いなくカベルネ・ソーヴィニョンの割合が高いためである。
 
~一般的な評価」~
 1990年代にいささか品質のレベルが低下したが、つくりは健全で、その五級の地位にふさわしいのもとなっている。いまだに消費者や業界誌には過小評価されていて、偉大なワインではないが、いつでも関心を持つだけの価値があるワインだ。値付けがリーズナブルな点から見て、特に最良のヴィンテージはそうである。
 
平均年間生産量:12万本
畑 面積:29.7ha、平均樹齢:30年、密植度:1万本、平均収量:55hl/ha
育て方:発酵とマセレーションは温度管理されたステンレスとコンクリートの槽で。収量の40%は樽内マロラクティック。熟成は新樽約40%で14~16ヶ月。清澄はするが濾過はしない。
葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニョン75%、メルロー25%
所有者:クレール・ヴィラール=リュルトン