Chateau Canon La Gaffeliere

シャトー・カノン・ラ・ガフリエール

フランス:ボルドー サンテミリオン地区 Saint-Emilion Premiers Grand Cru Classe B
 

ネイペルグ伯爵が所有する旗艦シャトー

 
 コート地区の南麓にあるこのシャトーを、’71年にネイペルグ伯爵が購入。’85年に子息のステファン・フォン・ネイペルグ氏が受け継いで以来、急速に品質が向上し、今やサンテミリオンのスター的存在になっています。現在、醸造責任者はステファン・ドゥルノンクール氏。
 
熟成は樽とタンクにワインを適宜入れ換え16から24ヵ月行います。比較的熟成が早く、飲みやすい魅力的な風味のワインとして人気があります。

2013
シャトー・カノン・ラ・ガフリエール
¥9,000 品切中
2009
シャトー・カノン・ラ・ガフリエール
¥11,200 品切中
2005
シャトー・カノン・ラ・ガフリエール
¥16,800 品切中
1995
シャトー・カノン・ラ・ガフリエール
¥18,900 品切中

 
 ネイペルグ伯爵は、シャトー・カノン・ラ・ガフリエールを始め、ラ・モンドット、クロ・ド・ロラトワール、シャトー・デギーユなどを所有しています。

ロバート・パーカーJr.ボルドー第4版より 
 コート・サン=テミリオンの1つ、カノン=ラ=ガフリエールのブドウ畑は、丘陵のふもとの平坦な砂礫質の土壌にある。ここは20年以上にわたって広く宣伝され、軽く、個性のない、凡庸なワインを、驚くほど高い値段で売っていた。しかし、1985年に若く、才気あふれるステファン・フォン・ネッペールが責任者となって以来、こうした状況は劇的に変化した。事実、サン=テミリオンでカノン=ラ=ガフリエールほど目覚しく改善されたシャトーはほかにないであろう。
 このシャトーの近年の成功をもたらした変化としては、ブドウを最大限に熟させるために遅く収穫すること、貧弱な出来のものをセカンド・ワインに回すこと、樽内でのマロラクティック発酵、ミクロ・ビュラージュ、収量を極めて低くすること、澱に接触したまま熟成させること、そして100%のオーク新樽で14~16ヶ月寝かせた後、清澄処理も濾過処理もせずに瓶詰めすることなどがある。その結果、サン=テミリオンで最も豪勢で、際立ったワインがいくつも生み出された。ここは明らかに、このアペラシオンのスター的存在であり、それは1980年代後半以降のヴィンテージが見事に証明している。
 
~一般的な評価~
 ステファン・フォン・ネッペールの相当な情熱と、構想と、品質の肩入れによって運営される、卓越したサン=テミリオンのシャトーの1つである。所有者の甚大な努力のおかげで、このシャトーは1988年以来ずっとサン=テミリオンですば抜けた成績をあげている。できる限りすばらしいワインをつくるためには金を惜しまないため、カノン=ラ=ガフリエールは最高品質を目指す所有者が手塩にかけて育てたシャトーとなっている。ボルドー全体とは言わないまでもサン=テミリオンの輝かしいスターの1つであり、多くのシャトーの手本となってきた。この豪奢なワインは、その品質からすればリーズナブルな価格で売られている。
 
平均年間生産量:5~6万本
畑 面積:19.5ha、平均樹齢:40年、植樹密度:5500本/ha、平均収量:35~40hl/ha
育て方:発酵とマセレーションは温度管理された木製槽でピジャージュを行いながら、18~26日間。収量の90~100%は樽内マロラクティック。熟成は澱に触れたままオークの新樽で14~18ヶ月。清澄も濾過もしない。
ブドウ品種:メルロー55%、カベルネ・フラン40%、カベルネ・ソーヴィニョン5%
所有者:ネッペール伯爵