Chateau Branaire Ducru

シャトー・ブラネール・デュクリュ

フランス:ボルドー メドック第四級(サンジュリアン村)

 
 エレガントで繊細な味わいに定評があるシャトー。格付けされた1855年当時はデュリュック家が所有し、その後デュクリュ家のものになったため、ラベルには両家の名前が書かれています。
 
 

2015
シャトー・ブラネール・デュクリュ
¥8,600 品切中
2011
シャトー・ブラネール・デュクリュ
¥6,070 品切中
2010
シャトー・ブラネール・デュクリュ
¥9,220 品切中
2009
シャトー・ブラネール・デュクリュ
¥9,220 品切中
2007
シャトー・ブラネール・デュクリュ
¥6,750 品切中
2005
シャトー・ブラネール・デュクリュ
¥10,800 品切中

ロバート・パーカーJr.ボルドー第3版より
 私は常々、ブラネールはなぜか低く評価され、ボルドーの熱狂的な支持者たちが自分のお気に入りのワインを論議する際にも、その存在は忘れられてきた、と感じている。サン=ジュリアンを旅行で通る人々ならおそらく、メドックのワイン街道をはさんでベイシュヴェルのすぐ反対にある、くすんだベージュ色の建物に気づいたであろう。最近いくつかのヴィンテージ、とりわけ1975年、1976年、1982年1989年のものは、すばらしい香りと深み、豊かな味わいのあるワインであり、サン=ジュリアンの最高級ワインと同様によいものであった。しかしながら、このブドウ園の成果にはばらつきがある。1980年代と1990年代には個性の曖昧な平凡な一連のワインが生産されている。それは、極端に豊富な収穫量と、厳しさを欠く選別の結果を反映しているのだろうか? 新しいセラーの建設と、新しいワインづくりのチーム、またセカンド・ラベルの登場はブラネールを再び正しい路線に戻すために必要な措置であったようだ。それは1994年と1995年の目覚しい成果となって現れている。

 ブラネールのブドウ畑は、多くのボルドーのシャトーのように、分割されてサン=ジュリアンの村に散らばっている。そして、ブラネールのワインにははっきりとした個性がある。サン=ジュリアンにしては格別にスパイシーであり、エキゾチックなほどのオークとヴァニリンのアロマがある。味わってみると、このワインにはしばしば、ブラインド・テイスティングでも比較的簡単に識別できるような、際立ったチョコレートの成分が感じられる。この独自の特色はことに1975年、1976年、1982年、1989年の優れたヴィンテージで顕著である。
平均年間生産量:15.000ケース
畑 面積:50ha、平均樹齢:30年、密植度:10000本/ha、平均産出量(過去5年間):47hl/ha
育て方:ブドウは手摘みで、除梗。発酵は3週間。産出量の3分の1は新しいオーク樽の中でマロラクティック発酵させ、残りはタンクに入れられる。マロラクティック発酵の後、すべてオーク樽の中で18~24ヶ月熟成。新樽の比率は50%。瓶詰めの前に卵白で清澄処理されるが、濾過処理はされない。
ブレンド比率:カベルネ・ソーヴィニョン70%、メルロー22%、カベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルド3%