2021 パイス・サルヴァヘ・レッド
ブション・ファミリー・ワインズ
Pais Salvaje Maule Valley
パイス・サルヴァへは、チリのマウレ・ヴァレーの乾燥した海岸地域に位置するミング レと言う土地に自生している、野生パイス種のブドウから造られています。その野生のパイス種はミングレの地に広がる土着の自然に生えている草木に絡まり成長していま す。そのミングレにブション・ファミリー・ワインの中心となるワイナリーを持つブション家は、5メートルにもなるハシゴを使って自生しているパイス種のブドウを収穫します。ワイン造りはそのブドウが野生である事を尊重し、発酵もブドウに付いている天然酵母だけで行われ、フィルターもかけずに仕上げられます。パイス・サルヴァヘは野生の花やローズヒップ、チェリー、野生のイチゴ等の香りを引き出し、味わいはジューシーでフレッシュ、そして軽やかです。正直でごまかしのない真のワインで、チリの昔のワインの味わいを甦らせたワインです。
土地:ミングレ、乾燥した沿岸地域、太平洋から 45km、標高 193m
土壌:古代土壌、砂質花崗岩ローム層、沿岸山脈の花崗岩から形成され、かなり多くの石英やミネラル等を含む
収量:極小、不明、野生に生えているだけ
収穫:手摘み、潰れない様に小箱使用、もともとある自然の森でハシゴを使って収穫、 4 月最後の数日間
ヴィンテージ | 2021 |
原産国 | チリ |
産地 | セントラル |
地域 | ヴァレ・セントラル |
アペラシオン | マウエ・ヴァレー |
生産者 | ブション・ファミリー・ワインズ |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | パイス100% |
味わい | ミディアムボディ |
アルコール度数 | 13.0% |
輸入元 | ワイン・トゥー・スタイル |
フランス移民のエミリオ・ブションがチリに入植したのが1887年。彼はコルチャグア・ヴァレーにブドウ畑を購入しました。1970年代にエミリオの孫フリオがマウレ・ヴァレーに畑を購入しワイナリーを設立。これが現在のブション・ワイナリーのスタートとなりました。21世紀に入りチリワインの世界的な躍進にと共にビジネスも拡大していきました。現在、ワイン造りはフリオの子供達である4世代目が引き継いでいます。
彼らは受け継いできたワイン造りを継続する一方、新しいことにもチャレンジしています。古樹のカリニャンを救うVignoの活動にも積極的に参加し、またチリワインの原点とも呼ばれるパイス種にも光を当て温故知新的スタイルのワインを発信しています。
ブション・ファミリー・ワインズの醸造家、クリスチャン・セプルベダがイギリスの著名なワイン評論家ティム・アトキンMWの2019年チリ・レポートで「ヤング・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。また、チリで最も権威のある新聞「エル・メルクリオ」紙で「ヤング・リーダー100人」の一人にも選ばれ、さらに、チリワイン評論家協会により「ベスト・ワイン・メーカー・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれました。