ベデル・セラーズは、「ニューヨークのボルドー」と呼ばれ、ニューヨーク州の新しく成長著しいワイン産地であるロング・アイランドにあるワイナリー。ロング・アイランドは、ニューヨークの東約160kmにあり、島はザ・ハンプトンズとして知られるサウス・フォーク(南分岐)に分かれています。 グレート・ペコニック湾が分岐点となり2つにフォークが分かれ、ノース・フォークの北にはロング・アイランド湾が、サウス・フォークの南には太平洋が広がります。これらの海が温暖な気候をもたらし、長いブドウ生育期を作るため、しっかりとしたメルロやフルボディのシャルドネなどヨーロッパの伝統品種に最適な土地です。
創立者であるベデル夫妻は、趣味で始めたワイン造りの虜になりワイナリーを設立。リリースされた1986年シャルドネ・リザーヴは、ダラス・モーニング・ニュース・コンペティションでゴールドメダルを受賞し一躍ヒットしました。ベデル・セラーズが所有しているブドウ畑は、ノース・フォークの中でも特に平均樹齢が古い畑だと言われています。ここ一帯は、氷河が溶けて作られた砂質ロームや砂利混じりのローム土壌です。 それぞれの畑の土壌やミクロクライメートに適したブドウのクローンを植え、ロング・アイランドのニュアンスと風の香りを、そっくりそのままワインから感じられる様に、ブドウ栽培が行われます。ワインの醸造は天然酵母で行い、ブドウ本来が持つ自然な酸味とミネラル感を、樽香とアルコール度数のバランスを考えながら丁寧に仕立てユニークな味わいのワインを造っています。
Rouge